「くらしのマーケット」を運営するみんなのマーケット株式会社が総額40億円の資金調達を完了

サービスに関する日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営する、 みんなのマーケット株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 浜野 勇介、以下 「みんなのマーケット」または「当社」)は、総額40億円の資金調達を完了いたしました。 今回の資金調達により当社は、「くらしのマーケット」の拡大、利便性の向上と、これを支える人材獲得を通じた組織の拡大強化を、更にスピードアップしてまいります。

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【調達の概要について】

本ラウンドでの資金調達は、シリーズAラウンドからのリード投資家であるニッセイ・キャピタルおよび、新規引受先(グロービス・キャピタル・パートナーズ、ソニー株式会社と大和証券グループの大和キャピタル・ホールディングスが運営するInnovation Growth Ventures、株式会社ゼンリンデータコム)によるエクイティ出資と、日本政策金融公庫からのデットファイナンスで構成される総額40億円となります。

【資金使途について】

「くらしのマーケット」は2011年にサービスを開始以降、サービスに特化したインターネット商店街として、継続的に成長をしてまいりました。2019年12月末時点における累計出店登録店舗数は、33,000店舗を超える規模に拡大してきております。

今回の調達によって得た資金を、「くらしのマーケット」を国民的なブランドにするための認知向上、業界のデファクトスタンダードとしての地位を強固にするためのプロダクト開発と、関連するスタートアップへの積極的な投資、グローバルにおける大量採用と人材教育に活用します。なお、その先駆けとして、この度チャットサービスを手掛けるスタートアップへの出資を完了いたしました。

今後も、これらの企業活動を進めて行くことで、マーケットプレイスへの参加者の更なる拡大と、利便性の向上を図って参ります。

【当社代表取締役社長 浜野 勇介のコメント】

「私たちは「世の中のあらゆるサービスが売り買いされるマーケットプレイスの構築」という壮大なアイデアに賭け、今日まで地道に事業を拡大して参りました。創業から九年間もかかってしまいましたが、このアイデアを成功させるためのレシピが完成しました。そして、このレシピを最速で実行するために必要なことは何かを考え、今回の資金調達という決断に至りました。

私たちのビジョン「正直者が馬鹿を見ない世界をつくる」の実現という観点から見れば、今回の資金調達はあくまで最初の一歩に過ぎません。常に高い目線で弊社を応援して下さるステークホルダーの皆様と共に、これからも長期的な視点に立ち、ユーザーを見て、より良いプロダクトを提供して参ります。」

【今回の引受先からのコメント】

ニッセイ・キャピタル 投資部長 永井 研行 氏

「楽天やAmazonに代表される物販ECの市場規模が17兆円を超える一方、みんなのマーケットが対象とする「サービスEC」領域は、30兆円規模のGMVがありながら、長らくEC化が進展して参りませんでした。EC化が遅滞した要因の1つは、サービスが「無形商材」である特性上、価格や品質の比較が困難であり、オンライン購入に適していないという背景があったと考えております。

みんなのマーケットが運営する「くらしのマーケット」では、これら消費者側の課題を①サービスの定型・体系化と、②口コミ情報付加により「見える化」することで解決し、同時に出店者側が抱える集客課題をIT技術の駆使により解決してまいりました。

ニッセイ・キャピタルでは、これまでにゼネラルファンドを通じ、SeriesA/Bラウンドに参加し、投資実行をしてまいりましたが、この度、ユニコーン企業の創造を目的として新設されたEXファンド(※)の1号案件として、25億円の出資をみんなのマーケットに行いました。これにより弊社としての一社に対する累計投資額が過去最大の案件となりました。

みんなのマーケットには、今回の資金を活用したマスマーケティングを通じ、サービスEC領域における日本を代表するプラットフォーマーに成長していただくことを期待しております。」

[ニッセイキャピタル株式会社について:https://www.nissay-cap.co.jp/]

[(※)EXファンドについて:https://thebridge.jp/2018/12/nissay-capital-ex1-fund-launch]

グロービス・キャピタル・パートナーズ ディレクター 渡邉 佑規 氏

「5兆円以上と言われる暮らしに関わる、EC化されていない巨大なサービス市場がホワイトスペースとして広がる中、みんなのマーケットは圧倒的な競争優位を保有するセグメントトップカンパニーであると認識し、投資をさせて頂きました。多くのユーザーの方々及び出店者の方々になくてはならないマッチングプラットフォームになっていると断言できます。ユニコーンの量産を標榜している、弊社の6号ファンド(400億円)にこれ以上フィットするスタートアップはないと感じました。今後、金融面だけではなく多面的に経営全般を支援させて頂き、汗をかく投資家としてみんなのマーケットの企業価値向上に尽力していきます。」

[株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズについて:https://www.globiscapital.co.jp/ja/]

Sony Innovation Fund by IGV(Innovation Growth Ventures株式会社) 代表取締役 土川 元 氏

「みんなのマーケットは出店者様による質の高いサービス提供により利用者様が増加し、その結果出店社数も増えるという相乗効果が生まれるマーケットプレイスを構築出来ているという事が最大の強味と認識しております。みんなのマーケットのサービスの拡大によりユーザー様、出店者様の生活がより良いものになるなか、更なるご成長を期待しております。」

[Innovation Growth Ventures株式会社について:http://www.sonyinnovationfund.com/]

株式会社ゼンリンデータコム 代表取締役社長  清水 辰彦 氏

「みんなのマーケットは、これまでインターネットの時代に合わせたよりよい仕組みを作ることで、家庭向けサービスの諸分野で、出店者からマーケッターとしての信頼を獲得し、また価格、安心、手軽といったキーワードに敏感な利用者のニーズに応えることで成長されてきました。今回の出資を通じて、弊社の持つ位置情報を活用した技術が「くらしのマーケット」の出店者および利用者の利便性の向上に貢献し、みんなのマーケットがますます発展されることを期待しております。」

[株式会社ゼンリンデータコムについて:http://www.zenrin-datacom.net/]