この度、「くらしのマーケット」を運営するみんなのマーケット株式会社（所在地：東京都渋谷区、代表取締役社長：浜野 勇介）は「くらしのマーケット」会員に対し「チラシやマグネットに掲載された事業者のサービス」に対するアンケート調査を行い、1,153名から回答を得ました。
■調査背景
自宅のポストによく投函されている水漏れやトイレ修理、解錠や不用品回収のチラシやマグネット。「困った時のために保管している！」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、事業者を比較せず慌てて依頼すると「高額な請求をされた」などのトラブルが発生する場合も。政府も警鐘を鳴らしています。（https://www.govonline.go.jp/useful/article/201906/1.html）
今回はそのようなトラブルにあってしまう原因の調査と、身を守る方法をアンケートから考えました。
■調査結果概要
- チラシやマグネットで見つけた事業者に依頼した人の33%は作業内容に「不満」と回答。
- 依頼した理由は「他に頼める事業者が思いつかなかった・見つからなかったから」が最も多い（57%）。
- 満足だった点は「すぐに来てくれたこと」が最も多い（74%）。
- 不満だった点は「料金が高かったこと」が最も多い（74%）。
- 「今後もチラシやマグネットで知った事業者に作業を依頼したいですか？」という質問に、依頼した人のうち47%は「そう思わない」と回答
- 事業者を選ぶときに気をつけたいポイントは「口コミで評判が良い人を呼びたい」が最も多く（73%）、次点で「支払い金額を事前に知りたい」（72%）。
■調査結果
調査1：チラシやマグネットを見て水漏れやトイレ修理、解錠、不用品回収の事業者に作業を申し込んだことはありますか？
「はい」（作業を申し込んだことがある）と答えた方は189人（16.4%）、「いいえ」（作業を申し込んだことがない）と答えた方は964人（83.6%）と申し込んだことがない方が圧倒的に多い結果になりました。
調査2：チラシやマグネットで作業を申し込んだ理由はなんですか？（作業を申し込んだことがあると回答した方）
作業を申し込んだ理由は、最も多いのが「他に頼める事業者が思いつかなかった・見つからなかった」（57.1%）で、次点が「すぐに来てくれそうだった」（52.4%）でした。
政府も推奨しているように、日ごろから、信頼できる事業者を探すなど情報収集をしておくことが重要です。事業者を比較せず慌てて依頼してしまうことでトラブルに巻き込まれやすくなります。
また、申し込まなかった方へ自由記述で理由を尋ねたところ「怪しそうだったから」「信用できなかったから」という理由が散見されました。
調査3：チラシやマグネットで作業を申し込んで満足でしたか？（作業を申し込んだことがあると回答した方）
作業に満足したという方も76人（40.2%）いましたが、作業に不満があったという方も63人（33.3%）と多くいました。
調査4：今後もチラシやマグネットで知った事業者に作業を依頼したいですか？（作業を申し込んだことがあると回答した方）
今後も依頼したいですか？という質問に対しては、「そう思う」と回答した人が19人（10%）、「そう思わない」と回答した人が89人（47.1%）と、圧倒的に「そう思わない」という人が多い結果となりました。依頼したものの後悔したというケースが想定されます。
調査5：満足だった点はありますか？（作業を申し込んだことがあると回答した方）
満足だった点で最も多かったのは「すぐに来てくれた」（73.5%）で、緊急で事業者を呼びたいというニーズにはマッチしたようです。
調査6：不満だった点はありますか？（作業を申し込んだことがあると回答した方）
不満だった点で最も多かったのは「料金が高かった」（74.4%）でした。チラシやマグネットに記載されている料金を鵜呑みにせず、複数の事業者の料金を確認することや、作業の前に直接事業者に料金を確認することが重要です。
●トラブル例（アンケート回答者のエピソード）
- トイレのつまりで電話して金額を聞いたら来てからと言われた。見積もりしてと言ったら便器外してから金額言ってどうするかと言われた！断れないやり方だった。
- 10年ほど前ですが、まず、問い合わせた時と値段が違う。それも、作業後に言う。変更理由があるなら、その時に説明があればともかく、それも無く、そればかりか、作業後に聞いても理由の説明を明確にしない。作業後なので、支払うしか無い状況に持って行く手口のように感じた。
- トイレつまりできてもらったが、つまりが直らないので薬品で何万、便器外すと何万、それでダメだったら何十万とかかる。払えないならこのままの状態で帰りますと半分おどしだった。
- 不用品の回収を頼んだら、私が身につけていたネックレスと交換に作業すると言われた。
- トイレの水のつまりで依頼。機械で水を流せばと言われ26,000円支払い作業を行うも解消されず、便器を取り外す事に。結果77,000円もぼったくられたが、誓約書にサインさせられ、文句も言えず。くらしのマーケット、又はお世話になっているリフォーム会社に相談すればこんなことにはならなかったと後悔した。昨年 秋の話です。
- 不用品回収の電話があり、要らなくなったタンスがあったのでお願いしたら、来た人はそれの回収は出来ない、着物・貴金属は無いかと粘られて、凄く嫌な思いをしました。
- チラシに書いてある内容と実際に作業にかかった金額が違いすぎて、事業者に指摘したけど聞いてもらえなくて倍くらいの費用を支払った。怖くてもう二度と頼まないって思いました…
調査7：今後、事業者に作業を頼むときに気をつけたいポイントはありますか？
事業者に頼む時に気をつけたいポイントとしては「口コミで評判が良い人を呼びたい」（73%）や「支払い金額を事前に知りたい」（71.9%）というニーズが多いことがわかりました。
これらはトラブルに遭わないためにも重要な項目です。慌てて依頼してしまわずに、サービス内容や料金に納得できるよう複数の事業者の情報収集を行いましょう。
■調査概要
調査タイトル ：チラシやマグネットに掲載された事業者のサービスについてのアンケート調査 調査対象 ：「くらしのマーケット」会員の男女1,153名 調査期間 ：2022年1月14日～1月21日 調査方法 ：インターネット調査 調査主体 ：みんなのマーケット株式会社